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   舞台はアルジェリア。 主人公ムルソーの元に、

   母の死を知らせる一通の電報が届く。

   葬儀に参加した休暇中、友人レイモンドのトラブルに

   巻き込まれてしまう…。

   人間の不条理を描いた 名作です。


  (J.Cocteau 《Les enfants terribles》)

   コクトーが40歳の時に書き上げた、代表作。

   エリザベートとポールの姉弟2人だけで暮らす世界が、

   ダルジュロスという美しい少年との出会いで崩壊して行く物語。

 

   自分の知性をひた隠しに生きる、アパルトマン管理人の未亡人ルネ。

   大人たちの世界のくだらなさに幻滅し、自殺を志願する12歳の天才

   少女パロマ。二人は並外れた感性と頭脳を持ちながらも、

   世間との係わりを拒み、自らの隠れ家にこもっていた。

   しかし、ミステリアスな日本人紳士オヅとの突然の出会いに

   よって、二人の未来は大きく開かれるのだった。

   

   作者18歳の頃の作品。

   ある夏の日の別荘で、女癖の悪い父親とその愛人、娘、

   娘に恋する少年、そして彼らと一線を画する世界に

   住むような、理知的な女性。

   彼らが繰り広げる悲劇を描いた『悲しみよこんにちは』は、

   出版と同時に世界的なベストセラーとなった。

 

   サルトルは哲学者としても有名ですが、

   小作品でもいい味出しています。


   あまりに有名なので、説明は不要でしょう。

   子どもさんはもちろん、大人の方が読んでも

   深い感銘を受けると思います。


   実在の話から題材を得て書かれた小説。

   貧しい木こりの子として生まれた主人公ジュリアン・ソレル    

   は、野心に満ちた美しい青年である。

   やがて雇われた先の家庭で美しい夫人と不倫の恋に落ちてしまう…。

   名作です。


   田舎の平凡な結婚生活に倦んだ若い女主人公

   エマ・ボヴァリーが、不倫と借金の末に追い詰められ

   自殺するまでを描いた作品。

   この作品、一時期は裁判にかけられますが、見事無罪判決を

   かちとります。

   女性のこまやかな心遣いの描写が丹念に描かれていて、

   その筆致はおそろしいほど!

 

   ラディゲといえば、「三日のうちに、僕は神の兵隊に

   銃殺されるんだ」という謎の言葉を最後に、

   コクトオに見守られながら二十年の生涯を閉じたという

   伝説で有名。

 

  *ちなみに、三島由紀夫がラディゲに心酔していたようで、

   こんな本を書いています。

 

   三島由紀夫『ラディゲの死』


  • マルセル・パニョル『父の栄光』

   作者マルセルの少年時代の思い出。

   南プロヴァンスでの夏の日、

   父や母や弟と過ごした山荘の出来事。
   山野を駆ける少年との出会いなど、美しい筆致で

   描かれたさわやかな作品です。

         映画化されていますが、こちらもおすすめ。